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漢方的残暑対策で元気に秋を迎えよう!

漢方的残暑対策で元気に秋を迎えよう!

五官で自然を感じてますか?……  

季節を五官で感じてますか?

 お盆も終わり、皆さん一息つかれているのではないでしょうか。今年の残暑はまだまだ厳しく、夏バテで食欲不振、体調不良の方も多く見受けられます。現在、この気候の変わり目に気を付けていただきたいことをお話しいたします。
 皆さん季節を五官で感じていますか。五官とは、目、耳、鼻、口、皮膚と一般的に言われています。漢方の世界では、皮膚の変わりに舌を入れているのですが、これについてはまた先で機会があればお話しいたします。この夏、目には、まぶしいばかりの太陽、青空と白い入道雲、真っ青の海を焼き付けられましたでしょうか。これから秋にかけて、自然の木々も色づいて来ます。耳には、夏の蝉の鳴き声、これからは、鈴虫、こおろぎ等、秋の虫の音に変わってきます。この虫の音色も日本人独自の文化と言われています。外人の方にはこのように情緒あふれる虫の音色を理解できないそうです。

五官を刺激して健康になろう!……  

春の散歩

 鼻では、磯の香り、山の森林の香り、皮膚からは夏はやはり流れるような汗をかき、汗からしか出ない毒素を出しましたでしょうか。8月に入り、蝉の鳴き声がピークに達し、8月7日の立秋を迎えるとその夏を感じさせる鳴き声が「あっ、小さくなった。」を感じたのは私だけでは無いと思います。とは言っても、今年の暑さは、尋常ではありません。昔の方はこの季節の移り変わりを本当に肌に感じて生活をしていたのだと感心しております。朝が涼しくなりかけたのもこの頃からです。漢方の世界ではこの五官を刺激すると言うことは、関連のある各臓器を刺激して元気にすると考えます。目からの刺激は、脳はもちろんのこと肝臓を、刺激して元気にします。良い景色、気持ちの良い光景を目にすると肝臓はゆるみストレス発散にもなります。耳からは腎臓を、刺激します。漢方の世界では、腎臓は、成長発育のホルモン関係を刺激します。心地よい耳からの刺激は、ホルモン分泌を整え美容や情緒も良くします。鼻からは肺臓を、口は胃腸を元気にします。皮膚からは乾布摩擦で代表されるように肺臓を鍛えて風邪を引きにくくします。それと皮膚からは、汗をかくと言うことで心臓を刺激して元気にすると考えます。

お盆を過ぎたら、冷たい飲み物は控えましょう!……  

冷たい飲み物

 この自然の気の流れという物は、目には見えませんが、体、本能は感じ取っています。お盆を過ぎたら、海で泳いではいけないと昔よく言われましたが、これは土用波というように波が荒くなると言うこともありますが、海水の温度が海の底の方で下がるのです。泳いでいると急に冷えて足がつったりして事故を起こすのです。
 このように自然の気の流れという物を昔の人は大切に考えておりました。ですから、この残暑を元気に乗り越えるためには、お盆を過ぎたら、冷蔵庫でお茶は冷やさないでくださいとお客様に言っております。出来れば常温で、どうしても冷たい物が欲しければ氷をひとかけら入れて飲んでください。やはりお腹を冷やして食欲不振や夏バテを起こしています。また、今まだ冷たい物を沢山飲んでいると秋に入り、体内の水分バランスが崩れてめまいを起こしやすくなります。また、神経痛や腰痛、膝痛なども起こしやすくなりますから、このような持病をお持ちの方はお気を付けください。それと、喘息やアレルギー性鼻炎の方も冷たいお茶が多いとこれからの季節大変ですから、上手に工夫してお飲みください。

果物の食べ方もひと工夫!……  

果物

 果物(すいか、桃、メロン、これからはブドウ、なしも出てきます。)果物も日中食べると夏バテ予防のクスリになります。甘くて栄養があり、上手に体の熱を取ってくれて、暑気あたりの予防として働いてくれます。
 しかしながら夜、お風呂上がりにクーラーの効いた部屋で、しかも冷蔵庫でキンキンに冷えた果物を食べるのは、お腹を冷やし、お子さんですと夜尿症の元になります。一番困るのは、腸の中にある免疫のスイッチが壊れてしまうことです。果物も食べ方一つで薬にもなれば毒にもなると言うことです。その点もお気を付けください。本日は残暑の過ごし方についてお話しいたしました。



倉敷市下山薬局

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