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美容と食養生 その3

美容と食養生 その3

美容と食養生シリーズです。髪の毛は、別名、血余と言われるように血行の状態をあらわすシンボルともいえます。漢方では「血の精」といい、髪の毛の状態と血行とは大きな関わりがあると考えます。髪の毛のツヤがない、枝毛ができる、枝毛が多い、髪の毛が細いなどという症状は、頭皮の血行が悪いことで起こります。特に女性の場合は、90%が血行不良により、毛母細胞への栄養の滞りによります。生理不順で血が滞り、古い血が頭に上がって手足が冷え、頭にのぼせを起こす場合におこります。
 また、頭皮が温かくてぶよぶよとやわらかい人は要注意となります。頭皮は硬くしまって、指で押してもへこまないくらいが健康なのです。また神経を使いすぎると頭皮の血管が収縮してかえって血行が悪くなる場合があります。
 また男性のおきましては、原因の70%がジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンの悪玉ホルモンの影響で血行が悪くなり、育毛周期の狂いが原因となります。男性型脱毛症につきましては、遺伝的な要因が大きいのですが、100%遺伝するかというと、必ずしもそうではないようです。その遺伝要素を持っていてもご両親のどちらかが弱かったり、途中で邪魔するものがあったりすれば男性型脱毛症にならないこともあります。そのためには、食養生などの生活習慣の改善、あらゆるストレスからの脱却などが関係してきます。
 改善方法ですが、まずは頭皮のマッサージです。髪の毛の洗い方も、まず、あらう前にしっかりとお湯をかけて、付いている整髪料などを、まず落としましょう。その後にシャンプーです。頭皮マッサージをかねて優しく指先の腹であらいましょう。そして、毛根の油汚れを落とし、シャンプーなどもしっかり洗い落とすことが大切になります。今は、内の家内も使っておりますが、お風呂に入って、マッサージできる機械があります。私も使いますが、気持ちがいいものです。それと、もう一つ血行促進のためにお風呂でできる事は、40度で15分間の入浴です。これはあらゆる体質の改善に有効ですから、お風呂が苦手な方は最初から無理はせずに体を慣らしながら、実践して下さい。
 食養生としましては、昔から卵は食べ過ぎないことと漢方の世界ではいわれております。食べ過ぎると髪の毛は細くなり、赤茶けてきます。何事も過ぎたるは及ばざるが如しでしょうか。食べ過ぎがいけないみたいです。そして、腎機能を補うゴマ、特に黒ゴマを取ることです。ゴマはリノール酸などの不飽和脂肪酸やビタミンE、ミネラルなどを豊富に含むので、頭皮の末梢血管の活動を盛んにし、髪の毛の育毛を促すうえに髪の毛を黒くする働きがあります。そのほか、腎臓を助けて精をつけるもので、黒豆、大豆があります。これも各種アミノ酸やビタミンB類、各種ビタミン類も豊富に含まれています。小麦胚芽も含め、これらの食品は、ストレスがあって抜け毛が多い方には是非取って頂きたいものです。それと良い女性ホルモンを増やすために、味噌や納豆などの発酵食品が有効になります。皆さんご存じのイソフラボンです。これは大豆の中にもありますが大豆のイソフラボンには糖付いていて、吸収されにくいのです。発酵した大豆のイソフラボンはこの糖が外れた形になります。それの形の方が吸収されやすいのです。また昔の日本人は、5人いたら4人はこのイソフラボンを吸収しやすいお腹を持っていました。現代人は味噌離れを起こしているので、5人のうち2人ぐらいしか吸収しやすいお腹を持っていません。しかしこれは食べていると、皆さん吸収しやすいお腹になることができるのです。塩分に気を付けてお味噌汁や納豆を食べることも有効になります。
 そのほか、髪の毛のツヤを良くするには、わかめ、昆布、ひじき、めかぶなどの海藻類です。何事もバランスが重要になります。やはり毛髪は血余といいましたが、タンパク質、アミノ酸をいかにバランス良く取り、血行をよくして、ストレスなどの悪い環境因子を減らすかになります。本日お話しした食事をしてもなかなか栄養が取れない人、そのような食養生ができない人には、繭を原料にナノテクノロジーで分解したアミノ酸があります。サプリメントになりますが、血行を良くし、18種類のアミノ酸を配合してバランス良く栄養が取れるアミノ酸がありますので、ご相談頂ければと思います。
本日は、美容トラブルと食養生の中の毛髪についてお話しいたしました。

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